2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コンスタンティン・ブランクーシ 無機物と生命との出会い

パリのポンピドゥ・センターの分館であるアトリエ・ブランクーシを訪れたことがある。建築家レンゾ・ピアノ設計の抽象的な空間の中に、20世紀の彫刻家ブランクーシの抽象的な形態の彫刻と、彼の再現されたアトリエが展示されている。ブランクーシはシンプルで抽…

オープニングセレモニー

今日は内装を手がけた銀行のオープンの日。不動産会社のオフィスビルを設計したところ、入居する銀行から内装の依頼を請け、設計の機会に恵まれた。 仕事の営業、受注から、設計、プレゼンテーション、コスト調整、現場監理までを自分で担当した仕事である。…

アルベルト・ジャコメッティ 「ある」ことを捉えること

アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)の回顧展を兵庫県立美術館で見る機会があった。 ジャコメッティは細長い人体のブロンズ像で有名な彫刻家・画家である。シュールレアリズムから出発したジャコメッティは、具象的な人体像へと転向して以降、ただひたす…